zorozoro - 文芸寄港

【短編集】古の図書館

2024/12/17 18:13:27
最終更新
サイズ
0.91KB
ページ数
1
閲覧数
91
評価数
1/2
POINT
110
Rate
9.00

分類タグ

パララララ…パタン!

「はぁ、また見つからなかった」

私は渡部(わたべ)ひかる。ただの高校生だ

私は恥ずかしながらも、魔法というのに憧れている。なので今、古くからある図書館に立ち寄っている

そんなの科学的にありえないって?そんなことない

この世に絶対なんてない。何か正解が、手がかりがあるはずなんだ

ひかる「こっちはどうかな?」

左側の棚には哲学やまじない。真ん中は物語。右側の棚には、歴史や有名な本、外国の話や昔の本など

上から下にかけて少しずつ小さくなっていくアンティークな本を手で辿っては、ため息をつく

そうすると、私の目には暗い赤に金のふちどり、裏には値段が載ってるだけで、本の名前すら書いていない不思議な本をみつけた。どこが出したのかもわからない

中をパラパラをめくると、細かい文字がギッッシリ詰まっていて、図なども少しずつ入っている

どんどんページをめくっていくと、真っ白いページに明朝体で「8 古の魔術について」と書かれてあった

ひかる「…見つけた…ッッ!」

窓越しから見る夕焼け空は、鮮やかに輝いていた__
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.90簡易評価
2.20v狐々削除
探し物がみつかって、よかったなと思います